掃除機のススメ

家電量販店の現役販売員

【日立】 PV-BL3J スティッククリーナー 大人気!?その理由は?本当にいいの?

今回は価格ドットコム「人気売れ筋ランキング」第1位の日立、PV-BL3Jをご紹介します。

こちらの商品、価格ドットコムだけでなく、店頭でも大人気の商品です。

その人気の理由についてご紹介します。

 

 

 

特徴

軽い

 業界最軽量級の1.1kgと超軽量タイプの掃除機です。

 さらに、自走式なのでヘッドが勝手にすいすい進んでくれて楽にお掃除ができます。

 

ごみくっきりライト

 ヘッドの先端に緑色のLEDライトを搭載していて、床のごみが見えやすくなります。

 

からまんブラシ

 ブラシの先端をループ状にして髪の毛が絡まりにくくなりました。

 *あくまで「絡みにくい」です。

 

人気の理由

ズバリ!価格、軽さ、吸引力です。

 

価格

 日立製品の掃除機は、発売初期はものすごく値段が高く、終売時期にはおおよそ初期の販売価格の半額、というのはあるあるです。

こちらの製品は、2021年12月発売です。発売価格は71280円です。

3月11日に新型の発売も控えていることもあって、2023年3月5日現在、価格は底値となっています。今が買い時です。

 

軽さ

 先にも述べた通り、本体重量1.1kgととても軽量です。

 なおかつ、他社の軽量モデルと比較しても自走する力がとても強いので、実際に触って気に入っていただけることが多いです。

 

 他社軽量タイプ比較

 

メーカー 型式 重量 自走式 バッテリー着脱
日立 PV-BL3J 1.1kg
東芝 VC-CLW31 1.0kg
シャープ EC-AR8 1.2kg △(自走が弱い)
パナソニック MC-SB33J 1.3kg △(内蔵式)

 

吸引力

 1.1kgにしては頑張ってくれています。

 フローリングで、ほこり、髪の毛などのごみがメインの方であれば問題なく使用できるでしょう。

 

気になること

いくつかご紹介

 

・バッテリーの着脱ができない

 1番気になるところになっています。

 バッテリー内蔵式となっており、使用者自身でバッテリーの交換ができず、バッテリー交換の際はメーカーに修理の依頼をする必要があります。

 この点、シャープや東芝は最初からバッテリー着脱式ですし、パナソニックは内蔵式でも自身で交換ができるようになっています。

 

・吸引力

 フローリングでは十分な吸引力がありますが、カーペットを掃除するにはさすがにパワーが足りないと感じます。

 カーペットを掃除するには強モードにする必要がありますが、強モードの使用時間は8分と短くなっているため、カーペットが多い家庭、毛足の長いラグを引いている家庭には不向きです。

 

・自走が強い

 よくも悪くも自走が強いです。

 自走式のデメリットは、ブラシの回転により、大きいごみを弾き飛ばしやすいです。

 日本の家庭でよく出る大きいごみはお米です。

 お米は強モードでないと素直に吸ってくれないので、注意が必要です。

 まれに、年配の方で「自走が早すぎて掃除機についていけんわー(笑)」とおっしゃる方がいるので、ご年配の方に軽い掃除機のプレゼントをお考えの方は要注意です。

 

・フィルターお手入れ

 日立の掃除機は半サイクロン式といって、ある程度のごみは遠心分離でとりますが、細かいごみはフィルターでキャッチする、という方式をとっています。

 このため、毎日掃除する方ですと、最低週に1度はフィルター掃除をしないといけません。フィルターの手入れは簡単にできるようになってはいますが、フィルター掃除が面倒だと感じる方には不向きです。

 

総評

軽くて使いやすく、値段も今が底値なので、買うなら今!な商品です。

 

バッテリーの着脱ができないというデメリットはありますが、この価格だと、バッテリーがダメになったら次の掃除機に買い替える、というのも選択肢の中に入ると思うので、私は気にしなくてもいいかと思っています。

 

次の新型、PV-BL3Kは充電時間が3時間半かかっていたのが2時間に短縮されただけなので、そこまで大きな変化はありません。

価格は8万円越えです。

家電量販店店頭であれば、ある程度値引きはしてくれると思いますが、どう頑張っても7万円台に乗ってしまいます。

個人的に、この商品の適正価格は49800円だと思っているので…。

新型を狙うなら、値段の下がってくる10月ごろがいいかと思います。

 

 

 

 

 

以下独り言

 

(日立の新型は割とすぐに価格が落ちます。半年ぐらい待てば、あー買ってもいいかなーぐらいの値段になるので、よっぽどモデルチェンジしてすごい良い商品じゃない限り、新製品出てすぐ買うと損します。これは掃除機に限らず冷蔵庫や洗濯機もです。この商品のように型落ちの時期になると大体半額になります。家電量販店の販売員との値段交渉の上で、20%近く安くしてくれるのなら「あり」だとは思いますが…。旧型がネットで残っているうちは旧型でいいかと思います。特に今回みたいなマイナーチェンジの時は。この点、ダイソンやルンバは値段が一定で、かつ値段交渉もできるので販売員からすると売りやすいです。パナソニックさん、、値段交渉もだめっていうのはどうなんですか・・・)