掃除機のススメ

家電量販店の現役販売員

【パナソニック】 MC-SB53K、MC-SB33J スティッククリーナー 軽い!使いやすい!?

最近、シャープ、日立、東芝と軽量掃除機の紹介が続いていたので、本日も、パナソニックから出ている軽量シリーズの掃除機をご紹介します。

 

パナソニックは今まで軽量タイプの掃除機を出していなかったメーカーです。

一番軽くても1.6kgとなっており、「軽い」が売りの他のメーカーに一歩遅れを取っていました。

ところが2022年10月、このままではいけないと思ったのかどうなのかわかりませんが、パナソニックからついに軽量の掃除機が発売されました。

 

それが、本日紹介するMC-SB53K、MC-SB33Jです。

 

 

 

特徴

軽さ

 パナソニックパワーコードレス史上最軽量の1.3㎏(MC-SB33J)。

 操作性にこだわった本体デザインになっており、人間工学に基づいた重量バランスで、手元の負荷を軽減しています。 

 MC-SB53Kは1.5kgです。

 

こだわった操作性

 ローラーの配置を斜めにすることによって小回りが利きやすくなりました。

 動かしづらい壁際も左右にすいすい動かすことができます。

 

壁際集塵

 ノズル前方部が薄いので、壁際のごみもしっかり吸引できます。

 

からまないブラシ(MC-SB53Kのみ)

 髪の毛やペットの毛もほとんど絡みません。

 ブラシだけでなく、ローラー部分にも毛が絡みにくい加工をしており、お手入れが簡単です。

 

クリーンセンサー(MC-SB53Kのみ)

 見えないごみを検知し、ランプが赤く転倒します。

 ごみが無くなるとランプが消灯するので、きれいになったことが一目でわかります。

 また、オートモードではごみの量に応じてパワーを自動で切り替えてくれます。

 

MC-SB53KとMC-SB33Jの違い

大きな違いは、からまないブラシ、クリーンセンサー、付属品です。

吸引力は一緒です。

 

からまないブラシ

 MC-SB33Jは普通のブラシです。

 接客時には「絡むブラシです」と紹介するぐらい、からみつきます。

 糸でなくて、綿ごみでもブラシのサイドに絡まっているのをよく見かけるので、本当に絡みます。

 絡まるのが嫌な方はMC-SB53Kを検討してください。

 

クリーンセンサー

 MC-SB53Kにはクリーンセンサーとオートモードが付属しています。

 このクリーンセンサーにはダニの死骸やフンまで検知してくれる優れたものになっています。

 徹底的にお掃除をしたい方にはMC-SB53Kがおすすめです。

 

付属品

 MC-SB53K→ブラシ付きすき間ノズル、ふとん清潔ノズル

 MC-SB33J→ブラシ付きすき間ノズル

 

重さ

 MC-SB53Kは1.5kg、MC-SB33Jは1.3kgです。

 これは「からまないブラシ」が重たいことによる違いです。

 頭の部分は同じ重量となっています。

 

カラーリング

 MC-SB53Kはグレージュ色の一色展開です。

 MC-SB33Jはホワイトとセージグリーンの二色展開となっています。

 MC-SB53Kにホワイト色が欲しいとのお声をよくいただきます。

 

ここが惜しいよ、パナソニックさん!

もうちょっと頑張ってほしい、という点もいくつかあるのでご紹介します。

 

使用時間

 3時間半の充電で標準15分、強6分と短くなっています。

 MC-SB53Kは標準モードがなく、オートモード10分~15分、強6分とかなり短めです。

 この「時間の短さ」がネックになって売れないことがよくあります。

 

からまないブラシ

 からまない、については本当に優秀なんですが、この「からまない」を実現するために、真ん中にあながあいています。

 下の画像の赤い〇の部分です。

 この部分、ブラシと床が接触していないため、掻き取る力が弱いです。

 この点MC-SB33Jは髪の毛は絡みますが、搔き取る力は強いです。

からまないブラシ

 また、本気で「からまない」を実現するために、ブラシが取れません。

 ブラシを外して洗いたい、という方には向いていません。

 

スタンドがついていない

 本体に壁ピタゴムがついていて、壁に立てかけていても倒れにくい構造になっていますが、スタンドがないと不安に感じる方もいらっしゃるかと思います。

 そういう場合は市販のスタンドを買ってください。

 ただ、合わない場合もあるので、よく確認してください。

  

 山崎実業のこのスタンドは使用可能です。

 

前のモデルより吸引力が低下

 前のモデル、MC-SB52KとMC-SB32Jは吸引力100wと公表されていたのですが、このモデルは吸引力が公表されていません。

 このモデルに関しては吸引力80wほどだといわれています。

 前のモデルは今安くなっているので、コスパが高い掃除機をお探しの方はそちらもぜひご検討ください。

 今のモデルとの違いは重さと使用時間です。

 前のモデルの方が重たいですが、使用時間が長くなっています。

 吸引力と合わせて、軽くなったことによる弊害でしょうか。

 

 

価格がメーカー指定

 パナソニックフラグシップモデルをメーカー指定価格とすることが多かったのですが、こちらの掃除機はエントリーモデルなのにまさかのメーカー指定価格。

 発売当時は「なんでやねん!」とメーカー営業さんに文句言いまくりでした。

 今モデルからメイドインジャパンに変わったのでメーカー指定価格になったのでしょうか・・・。日本製にこだわる方にはパナソニックか、日立をどうぞ。

 

総評

一人暮らしの方におすすめです。

もしくは、ルンバのサブ機として使用する方にもおすすめです。

 

吸引力が弱くなったと書きましたが、それでも他社の軽量タイプよりは吸引力が強めです。なので使える時間が短いんですね。

カーペットでもそこそこ吸引してくれます。

 

お客様はデザインが気に入って購入される方が多い印象です。

一人暮らしだと、どうしてもリビングに掃除機を置かないといけないことが多いので、デザインを気にされている方が多いです。

グッドデザイン賞を掃除機部門で受賞しています。おしゃれです。

 

デザイン重視、軽くてそこそこ吸ってくれる掃除機をお探しの一人暮らしの方、おすすめです。